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プログラミングとか色々

【スプラトゥーン2】いきなりゾンビギア構成をオススメしない理由

初めに

この記事はSplatoon Advent Calendar 2018の2日目の記事です

昨年のAdvent CalenderではS+まで辿り着いた立ち回りについて話しましたが、今年はギア構成について話してみようと思います

ゾンビとは

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スプラトゥーン2で扱えるギアパワーの1つ、復活時間短縮の効果を活用して、デスをしても短時間で復活できるようにすることです

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実際には相性の良いカムバックやステルスジャンプなどの特殊ギアと組み合わせたギア構成のことを指すことが多いです

自チームのリスポーン地点から一番離れた最前線で交戦することが多いブキを持つ際に採用されることが多く、小回りがきいてキル速度が速い短射程のシューター・マニューバー・ブラスター系などのブキでよく採用されています

説明を聞くととてもお得感を感じるギア構成であり、大会などで活躍するトッププレイヤーは大体の人が採用しているといっても過言ではないくらいの鉄板なギア構成でもあるのですが、表題の通り、いきなりこのギア構成を真似することはオススメできません

今回はこのギア構成があくまで条件付きで強力であるということと、どのようにしてその条件付きを活用するかを解説して、誰もがいきなり使えるようなギア構成ではないですよという話をしたいと思います

いつでも復活時間が短くなるわけではない

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当たり前だと思う人も多いかもしれませんが、まずはギアの効果をしっかり確認しましょう

復活時間短縮ギアの効果は以下のとおりです

相手を一人も倒せないまま連続でやられた時、復活時間が短くなります。

連続でやられたとき とあるので相手にキルを連続で取られたときに初めて発動します

水没・落下によるデスでは発動しません

また、相討ちになった場合は単純にどっちが先にキルしたかで判定されるだけなので、デスから復帰後に誰もキルを取らないまま相討ちとなった場合は相手のキルのほうが早かった場合のみ連続デスの条件に引っかかります(しかし、その後またキルできずにデスしても相討ちのときにキルを取った判定は入っているので効果は発動しない

つまり、

キル→デス【発動しない】→デス【発動する】→相討ち(デス→キル)【発動する】→デス【発動しない】

ということになります

冒頭でも軽く説明しましたが、この効果は対面する回数が多くなる(≒連続でデスする確率が高くなる)最前線で戦うブキに相性が良く、デスを恐れず果敢に攻めに行くためのギアとして紹介されることが多いのです

ではその言葉のとおりデスを恐れず果敢に攻めに行く立ち回りをすればいいのでしょうか?

とにかく突っ込んでいいわけではない

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勿論、有利な状況を作るために積極的に相手に向かって行ってキルを狙うというのは前線の役割として間違ってはいません

だからと言って敵を見つけ次第否応なくドンドンと飛び込んで行っていいのかというと、それはやってはいけない立ち回りです

分かりやすく数字で説明します

スプラトゥーン2では相手にキルを取られてデスした場合、デスしてからリスポーン地点に戻って動けるようになるまで約8.5秒かかります

これに対して復活時間短縮ギアをメイン・サブ枠全て埋めた状態で連続デスした場合は4.5秒まで縮まります

4秒も縮まるのは大きいですね

しかし、スーパージャンプしてリスポーン地点に帰る時間は、スーパージャンプ時間短縮のギアを1つも積んでいなくても約4秒しかかかりません(マップを開く時間を考えても+1秒もかからないでしょう

つまり、ギア枠の全てを復活時間短縮ギアに割いたとしても、スーパージャンプをしてリスポーン地点に帰る時間より早くならないのです

インクの中に潜って素早く安全なところまで逃げ切れば更に早い時間で立て直しを図ることも出来るでしょう

しかもデスした場合はスペシャルゲージが減ってしまいますが、キルをされる前に逃げることに成功すればスペシャルゲージは減りません

なりふり構わず敵に向かって突っ込むよりも、自分にとって不利な状況なのかを判断してときにはスーパージャンプイカ移動を使って大人しく引いたほうが確実に自分の動ける時間やスペシャルの発動機会が増えるのです

このことから分かるのは、復活時間短縮ギアを沢山積んでいるからといっても猪突猛進に敵に向かっていくことは人数不利な状況を作る要因になっていることに変わりないということです

まずは戦況を見定めることから始めよう

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以上のことから、復活時間短縮のギアを採用したとしても無闇矢鱈に突っ込むことはせずに戦況をしっかりと把握して不利なときは引くという立ち回りをしなければならないということが分かります

ここまでの説明を読んできて「それで、戦況を把握するって結局どうすればいいの?」となる人は復活時間短縮ギアは使わないほうがよいでしょう

まずはブキの得意不得意や相性、味方と敵の生存人数、スペシャル発動可能人数、ステージの塗り状況、オブジェクトの位置、残り時間などなど、今現在がどういう状況なのか、そしてそういった状況に合わせてどのような立ち回りをすべきかということを考えられるようになることが先決です

※他の名だたるプレイヤーさんたちが立ち回りに関して沢山の解説をされているのでここでは立ち回りについての詳細は割愛します

とは言っても「じゃあどんなギアを使えばいいのか?」という話になると思います

私個人としては、まずはインク効率アップ系や移動速度アップ系のギアを使って通常時の立ち回りを補佐する方向に倒すことをオススメします

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こちらに移動速度アップ系をギアを主体にしたギア構成を紹介していますので参考にしてください www.ikaclo.jp

インク効率アップ系のギアはインク切れを起こしにくくし、移動速度アップ系のギアは敵と対面したときに戦おうが逃げようが生存率を上げてくれます

まずはシンプルに余裕の持った立ち回りができるようなギア構成を揃えて戦況を把握しやすい環境を作りましょう

復活時間短縮ギアの真髄とは

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ここまでで復活時間短縮ギアはそう簡単に使いこなせるものではないという解説をしてきましたが、ではなぜ上手い人達は皆使っているの?という話にもなるかと思いますので、復活時間短縮ギアが採用される理由についてもう少し深掘りしていきたいと思います

自分の力ではどうしようも出来ないデスがある

スプラトゥーンは8人で戦うゲームです

自分以外の要因で戦況は常に変わっていきます

どんなに戦況の把握が上手くなっても、相手が自分の想定よりも一枚上手だった、味方とタイミングがズレたなどと言った想定外の事故ということは往々にして起こります

また判断ミスというのもどれだけ上手くなっても誰でも起こりえます

そういった防ぎきれないデスをしてしまったときに、その復活時間を相手に漬け込まれて一気に試合を決められてしまうといったことを防ぐ目的で復活時間短縮ギアが活躍します

ガチマッチであれば、カウントが1でも残れば残り時間を使って逆転する可能性がありますがノックアウトされたらその可能性はゼロになるのです

デスをしてでもカウントを進めたいときがある

ガチマッチではどのルールにおいてもカウントを多く進めたほうが勝利するというのが共通ルールです

残り時間や現在のお互いのカウント状況から、キルを取るよりも先にデスをしてでも多くカウントを進めておきたいというケースが結構あります

あともう数カウントでノックアウトできる、エリアであればペナルティカウントがなくなった、ヤグラであればカンモンを突破する、ホコであればカウントが大きく進むルートに敵が居なさそうだと判断できたときetc

そういったときに復活時間短縮ギアがあれば、すぐに前線に戻ってこれるので躊躇せずにカウントを稼ぎに行くことができます

勝率に大きく関わってくる重要な立ち回りになるため、強くなればなるほどこの判断力と行動力が大切になってくるのです

ギアの効果に頼らなくても勝てる

ギアの追加効果で補わなくても素の状態のブキ性能と自分のプレイングだけで対面に勝てるほどの強さを持っている人たちは、ギア枠が余っているのでデスというスプラトゥーン2で1番のディスアドバンテージを軽減させるために復活時間短縮のギアを採用していることが多いです

こういった人たちは、冒頭で紹介したような前衛向けのブキだけに限らずサポート寄りに立ち回る中・後衛のブキでも迷うこと無く復活時間短縮ギアを採用しています

正直なところ、これに関しては我々のような一般的なスプラトゥーン2プレイヤーは真似するべきではありません

あくまでコンセプトモデル的な立ち位置にあると考えて、大人しく自分の立ち回りと使うブキに合ったギアを模索しましょう

最後に

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今回は復活時間短縮ギアについて解説しましたが、スプラトゥーンはギアの効果1つにしてもこれだけ奥が深い話ができます

どのようなギアの効果を組み合わせるか考えるのはとても楽しいです

この記事を通して「ギアってどうすればいいだろう?」と悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです